活動報告
平成30年度「等々力地区防災塾」に共通教育部・岡山理香准教授が参加しました

2018年11月17日(土)、尾山台中学校にて、平成30年度「等々力地区防災塾」が開催されました。
この防災塾は、地区の被害想定や地区の特性を分析したうえで、地域住民の意見を集約し、住民自治の強化と地区防災力の向上のため、「等々力地区防災計画」を作成することを目的に発足しました。本学・岡山准教授は、世田谷区教育委員会・地域運営学校委員であることから防災計画の策定に参加、引き続き活動を行っています。
当日は、等々力地区町会連合会副会長である吉村俊雄氏より、「今年の夏は大雨や台風で、尾山台地区も大変な災害に見舞われましたが、いつどこで大きな災害が起きるかはわかりません。そのような状況にならないよう、今回の防災塾では、尾山台地区の課題や「自助・共助」の重要性について学びましょう」との開会挨拶で始まり、次に、「女性や子どもの視点から避難所運営を考える」と題し、社会福祉法人世田谷ボランティア協会の高橋亜弥子氏を講師にお招きし、講義が行われました。
講義では、「女性視点での災害時の課題に対応した防災対応策や、災害時の防災活動で活躍できる女性の育成を目指す必要があるのでは」といった内容をお話され、会場にいた地域住民らは熱心に耳を傾け聞き入っていました。その後、岡山准教授が登壇し、「災害が行った際に一番大事なのはみんなと同じ想いを持って行動したり、自分がどのようなことができるかを想像する力ではないかと思います。本日のお話は非常に素晴らしかったと思います」と講演者の高橋氏を称えました。
その後、同中学校の校庭にて、消防団や機材の専門家による実地の説明を交え、炊き出し用バーナーおよび発電機の操作、マンホールトイレなどの確認が行われ、防災塾は終了しました。
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高橋亜弥子氏による講演の様子
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質疑応答の様子
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講評する共通教育部・岡山理香准教授