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活動報告

機械材料研究室(理工学部/総合理工学研究科)が、尾山台小学校の美術クラブに鋳物教室を開催しました(11/19)

2025年11月19日(水)、機械材料研究室(理工学部/総合理工学研究科、指導教員:白木尚人教授)が、尾山台小学校(東京都世田谷区)美術クラブの児童20名を対象に鋳物教室を開催しました。

模型として事前に児童たちが自宅で彫ってきた、それぞれのデザインの石膏を使って、1.石膏(模型)を鋳枠の中におく 2.ふるいで細かくした鋳物砂を模型が見えなくなるまで埋めた後、鋳枠一杯に鋳物砂を入れて固める 3.鋳枠をひっくり返した後に模型を取り除く 4.鋳型から模型を取り除いた箇所に錫を流し込む 5.錫が固まったら鋳型から鋳物を取り出し、冷水に潜らせ冷却する といった手順で制作しました。

参加した児童からは、自分だけのものを作ることができて嬉しかった、砂を固めるときに力が必要で思ったより難しかったなどの感想が聞かれました。また、児童をサポートした学生からは「限られた時間でしたが、児童の皆さんが積極的に楽しみながら手際よく鋳型を作製して、作品のお手伝いが出来て安心したのと同時に大変満足しています」との声がありました。

本教室は、白木教授が同校のサマースクールで鋳物教室を行ったことをきっかけに、美術クラブ 高平茉依先生の「ものづくりへの関心を高めたい」という思いの下、3年連続して開催しています。

児童が作成したオリジナルデザインの石膏模型
鋳枠に鋳物砂を充たして、固める様子
鋳物砂を均す作業
砂型から石膏模型を外すコツを伝える白木教授
鋳型をひっくり返す作業をサポートする学生
石膏模型を抜いた状態
注湯(錫の流し込み)

会場となった機械系基礎実験室

<関連するリンク先>

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