東京都市大学
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活動報告

機械材料研究室(理工学部/総合理工学研究科)が、尾山台小学校の美術クラブに鋳物教室を行いました

2024年2月19、26日(月)、理工学部機械材料研究室(理工学部/総合理工学研究科、指導教員:白木尚人教授)が、尾山台小学校(東京都世田谷区)美術クラブの児童約20名を対象に鋳物教室を実施しました。

当日は、事前に児童たちに作ってもらった模型(ピーナッツの殻に粘土を詰めたもの、児童が自由なデザインに彫った石膏)を使って、次の手順で制作しました。

1.模型(ピーナッツの殻とオリジナルデザインの石膏)を鋳枠の中に下向きにおく
2.ふるいで細かくした鋳物砂を模型が見えなくなるまで埋めた後、鋳枠一杯に鋳物砂を入れる
3.鋳枠をひっくり返して型を取り除く
4.取り除いた箇所に錫を流し込む
5.錫が固まったら鋳型から鋳物を取り出し、冷水に潜らせ冷却する

参加した児童からは、ものづくりが楽しかった、石膏を削るのが大変だったけど上手にできて良かったなどの感想が聞かれました。
なお、本教室は、過去に白木教授が同校のサマースクールで鋳物教室を行ったことをきっかけに、同校から改めて依頼があり開催に至りました。

事前に児童が彫った石膏の模型
ふるいで細かくした鋳物砂を振りかける様子
鋳物砂で一杯の鋳枠
鋳枠をひっくり返して模型を取り除く作業
錫は230℃で溶け始め、溶けた状態が280℃を超えていることを説明する白木教授
溶かした錫を鋳型に注ぐ学生とその様子を見る児童
鋳型から取り出した鋳物を冷水に潜らせ冷却したピーナッツ型鋳物
オリジナルデザインの数々の鋳物

<関連するリンク先>
機械材料研究室(理工学部/総合理工学研究科)が、保育園児を対象に、鋳物づくり教室を実施しました