活動報告
「大学・企業・団体の温暖化対策取組 課題解決マッチング会」を横浜キャンパスにて開催しました(12/16)

2017年12月16日(土)13時から、本学横浜キャンパスにおいて、横浜市地球温暖化対策推進協議会※が実施する事業「大学・企業・団体の温暖化対策取組 課題解決マッチング会」を開催しました。
本事業は、企業や団体における地球温暖化対策課題の新しい取組や既存活動の拡充などを、大学生の視点や意見、提案を取り入れて解決策を提案するものです。今回は、5社が提示した課題テーマに、神奈川県内から本学と横浜国立大学の計6チームが参加。本学からは、環境学部に所属する学生2チームが解決策の提案を行いました。
■企業が提示した課題テーマ
企業名 | 課題テーマ |
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石井造園株式会社 | 都市空間における壁面緑化の普及に関する具体策の提案 |
株式会社大川印刷 | 環境印刷の普及に関する具体策の提案 |
信愛エナジー合同会社 | 横浜市で行政の予算に頼らない廃食油回収を実現するためには? |
ソーラーフロンティア株式会社 | 太陽光発電普及加速に関する革新的アイデアの募集 ※買取制度(FIT)に頼らない新たな普及施策 |
日産自動車株式会社 | 超小型モビリティ「チョイモビヨコハマ」を活用した、若年層(16~25才)に向けたクルマ魅力伝達・購買訴求に関する具体策の提案 |
当日は、横浜市地球温暖化対策推進協議会の古川務副会長(本学・環境学部環境マネジメント学科准教授)より、「本日は、多くの学生諸君が提案に関わっていただき非常に嬉しく思っています。素晴らしい発表を期待しています。」との開会挨拶で始まり、次に、「SDGsとはー企業・若者の役割」と題し、SDGs市民ネットワーク地域連携アドバイザーの新田英理子氏による基調講演が行われました。
基調講演後は、6チームの学生による提案発表が行われ、環境学部2チームもこれまでの調査・研究を基にプレゼンテーションしました。飯田・佐藤・廣木チームは、石井造園株式会社の課題に対し、畑山・福田・松浦・吉田チームは、信愛エナジー合同会社の課題に対し、それぞれ提案しました。
最後に、同協議会の松本真哉会長から「今後は、持続可能な環境を目指していくにはどうしたら良いのかを学生の視点だけではなく、消費者や別な視点でアプローチできるような人になって欲しい。」と学生に対してのメッセージを含めた講評があり、次に、協定事業として共にこの取組を実施している横浜市温暖化対策統括本部調整課の宮本薫課長より、「大変、独創的で色々なアイデアが出ていて感銘を受けました。特に事業を提案して、その事業をサステナブルにしていくにはどうしたら良いかを考えていたチームが多く、また課題解決する際に、企業同士を繋げ連携しながら解決していこうとするアプローチは、今後、職業人として社会に出た時に、とても大事になるのでその発想を今後も大切にしていって欲しい」との挨拶で閉会しました。
今後も、本学では、企業からの課題に関する調査と研究の実施を通じて、更なる地域連携の促進を図って参ります。
※横浜市地球温暖化対策推進協議会は、「地球温暖化対策の推進に関する法律」第40条で定められている地球温暖化対策の推進を図るための活動を行う協議会です。