東京都市大学
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地域社会との連携に関する取り組み

活動報告

環境学部 中原教授が世田谷区長と区民の意見交換会で基調講演を行いました

環境学部 環境マネジメント学科 中原秀樹教授が、10月7日(火)に実施された、保坂展人世田谷区長と区民が意見交換を行う区民意見交換会「環境について私ができること」で基調講演を行いました。世田谷区では平成27年度からの今後10年間の方向を示す総合的な「世田谷区環境基本計画」を策定中で、今回の区民意見交換会は保坂区長と区民が直接意見交換を行う場として開催されました。

世田谷区環境審議会会長も務める中原教授は、「持続可能な消費と私たちができること」と題して、近年の大規模自然災害は、日本を始め世界各地で起きていることを豊富なデータと写真で示し、それらは人類の活動が生み出す温室効果ガスによる地球温暖化が強く影響していることを説明しました。そして、温暖化はすでに防止することができない段階まで進行しているという悲観的な可能性についても言及し、私たちひとりひとりがライフスタイルの変革を行わない限り温暖化を防ぐことはできないことを強調されました。

講演後、保坂区長がコーディネーターを務めるパネルディスカッションが行われ、中原教授に加えて、濱野周泰 東京農業大学教授、山口温 関東学院大学専任講師がそれぞれの専門の立場から、世田谷区の環境基本計画に対して提言を行いました。ここで中原教授は、ペットボトルのリサイクルで作られたスーツとネクタイを本日着用してきたことを初めて明かし、「私たちができること」の実践例を示して会場を沸かせました。パネルディスカッション終了後、参加者はグループ別に分かれ、熱心な意見交換は21時過ぎまで行われました。

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