活動報告
機械材料研究室(理工学部/総合理工学研究科)が、昨年度に続き尾山台小学校の美術クラブに鋳物教室を行いました
2024年9月25日(水)、機械材料研究室(理工学部/総合理工学研究科、指導教員:白木尚人教授)が、尾山台小学校(東京都世田谷区)美術クラブの児童17名を対象に鋳物教室を実施しました。
今回は、模型として事前に児童たちが自宅で彫ってきた、それぞれのデザインの石膏を使って、次の手順で制作しました。
1.オリジナルデザインの石膏(模型)を鋳枠の中におく
2.ふるいで細かくした鋳物砂を模型が見えなくなるまで埋めた後、鋳枠一杯に鋳物砂を入れて固める
3.鋳枠をひっくり返した後に模型を取り除く
4.鋳型から模型を取り除いた箇所に錫を流し込む
5.錫が固まったら鋳型から鋳物を取り出し、冷水に潜らせ冷却する
参加した児童からは、金属(錫)を流す時に色々な音がして楽しかった、彫った形が鋳物として出て嬉しかったなどの感想が聞かれました。また、児童をサポートした学生たちからは「頑張って砂を振るう姿や『きれいに出来た!』と嬉しそうに話してくれたことが印象的でした」「注湯(※)をしていると皆さんの個性が感じられました。これを機に少しでも”ものつくり”に興味を抱いて貰えると幸いです!」などと、児童の積極的に取り組む姿が学生たちにも良い影響を与えたようでした。
本教室は、過去に白木教授が同校のサマースクールで鋳物教室を行ったことをきっかけに、昨年から本学も会場に開催しています。
(※)注湯(ちゅうとう):溶湯(ようとう:鋳造に使う溶けた金属)を鋳型に流し込むこと






<関連するリンク先>
・機械材料研究室(理工学部/総合理工学研究科)が、尾山台小学校の美術クラブに鋳物教室を行いました(2024.3.25)