東京都市大学
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地域社会との連携に関する取り組み

夢キャンコミュニケーター

身のまわりの”モノ”のデザインを学ぶ「デザイン入門 はじめの一歩」を開催しました。

3月12日、夢キャンコミュニケーター主催、中高生を対象としたイベント「~身の周りの”モノ”のデザインを学ぶ~デザイン入門はじめの一歩」を開催しました。
私たちの周りにはたくさんの”モノ”がありますね。 生活用品や家電製品など形ある”モノ”にはデザインをする工程があります。

そこで、今回は「オリジナルスマホスタンド」の設計を通してデザインという言葉に含まれるプロセスの一部を体験し、モデリングツールの使用や考え方を学ぶことを目的としたイベントを企画しました。
久しぶりの中高生対象のイベントでしたが、想像以上の反響をいただき、定員6名に対してキャンセル待ちが出るほど。 コミュニケーターも期待に応えようとしっかり準備を行ってきました。

いつもの賑やかな雰囲気とは違った、落ち着いた空間で作業している様子をお届けします!

はじめにデザインのお話。 見た目だけではなく機能的で実用的な要素も含めることの大切さを伝えます。
それを踏まえてスマホスタンドのデザインを考えていきましょう。
まずはどの様に使い易くするか。理想の形状に近づけるために5W1Hに当てはめたワークシートに記入。
画面の向きや大きさ、角度、どんな場面で使うか・・想像したりスマホを傾けながら決めていきます。

理想の形状が固まってきたらいよいよ設計に入ります。 設計にはRhinocerosという3Dモデリングソフトを使用。 分かり易く中高生向けに作成したテキストをもとに進めていきます。
学生はRhinocerosに授業で触れいますが、それでも使いこなすのは至難の業。 時には学生同士も協力し、中高生をサポートします。

作業開始から約1時間、基本形のスタンドの設計が出来上がりました!

【見本】基本形とアレンジver.

ここからはワークシートをもとにそれぞれが理想の形へアレンジして完成。

当日の作業ははここまででしたが、後日設計したデータをもとに夢キャンパスにある3Dプリンタで印刷しました!


今回ご参加くださった中高生は全員CAD経験が無い初心者でしたが、設計もスムーズに進み、印刷してみると実用的な要素もしっかり含まれたオリジナルスタンドに仕上がりました。

参加者の作品

参加者全員が印刷したスタンドを受取りにきてくださり、「デザインについて知ることができるいい機会でした。」「パソコン操作は難しかったけれど、デザインについて考えることが楽しかったです。」などの感想をいただきました。
このイベントをきっかけにデザインに興味を持ってもらえたら嬉しいですね。

モノづくりの原点であるデザインのイベントを開催できたことは、コミュニケーターにとっても大きな一歩となったのではないでしょうか。
コミュニケーターもイベントの様子をレポートしています。こちらからぜひご覧ください!

ご参加くださった中高生のみなさん、ありがとうございました。