東京都市大学
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地域社会との連携に関する取り組み

活動報告

連携授業「黒須田の魅力を伝えようプロジェクト」を実施しました

2025年10月30日(木)、横浜市立黒須田小学校(横浜市青葉区)において、メディア情報学部社会メディア学科の奥村倫弘教授が、同校6年生約30名を対象に実施した連携授業「黒須田の魅力を伝えようプロジェクト」の成果発表を行いました。本プロジェクトは、同校の総合的な学習の時間「黒須田トライタイム」における本学へ協力依頼を受けて行ったものです。小学校側が掲げる「黒須田の魅力を調査・再発見・発信することを通して、学校生活に誇りをもち、地域の一員として自覚をもって生きていく子どもを育てたい」という学習主旨に基づき、インターネットメディアを専門とする同教授が、約1か月にわたる連携授業を行いました。

9月19日のキックオフ及び全5回の授業を通して、児童たちは地域の魅力を伝えるCMの分析、構成検討、撮影・編集の基礎などを段階的に学び、また黒須田地域の施設、評判、歴史、自然、学校、イベント、お店などを調査し、その成果をもとに30秒の地域CM動画を制作しました。

最終回(10/30)にはグループごとの動画発表会を実施しました。児童からは「地域の人にアンケートを取り、魅力を探した」「黒須田小学校の歴史を知らない人にも伝わる工夫をした」「施設の評価を星で示して分かりやすくした」など、主体的な取り組みを示す感想が聞かれました。発表後には、工夫点の共有や振り返りを行い、優秀作品として「評判A」「評判B」「イベント」の3グループが表彰されました。

また、本プロジェクトは、本学の研究としても位置づけられています。奥村教授は、メディア制作を通じて児童の「地域の誇り=地域アイデンティティー」がどのように変化し、それが動画制作にどう連動するかを検証するため、授業前後にアンケートを実施し、子どもたちの意識の変化を分析する取り組みも行いました。

奥村教授は、「地域行事や日常の活動を自分たちの視点で表現し、動画としてまとめ上げた点が素晴らしかった。チームで協力しながら制作した経験を、今後の学びに生かしてほしい」と講評しました。授業には本学学生も参加し、サポートを通して「子供たちが自主的に進められるよう助言のタイミングに悩んだ」「コミュニケーションを取るのが楽しかった」などの感想が寄せられました。

授業風景
発表前に動画を最終調整する児童
発表する児童
発表された動画の鑑賞
制作されたCMを講評する奥村教授
授業の補助を行った藤本櫂さん(左)と鈴木清夏さん

<関連するリンク先>
ディア情報学部
メディア情報学部社会メディア学科研究室一覧(メディア情報学部ウェブサイト)