東京都市大学
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活動報告

City Nature Challenge 2025-Tokyo「スマホで楽しむ!まちの生きもの調査」を開催しました(4/26)

2025年4月26日(土)、本学と一般社団法人生物多様性アカデミーは、City Nature Challenge 2025 (CNC2025)の東京大会(4月25日~28日)の開催に合わせて、世田谷キャンパスにて、生き物を観察するイベント「スマホで楽しむ!まちの生きもの調査」を開催しました。

CNC2025は、世界669都市で同時に生き物の観察・撮影・投稿を行い、観察した数、種の数、参加者数などを競い合うイベントです。
当日は、一般参加者と環境学部環境創生学科の学生計39名が、多摩川河川敷の生き物を観察し、地図やリストにして、本学教員などと一緒に調査結果を振り返りました。

まずは教室にて、(一社)生物多様性アカデミー代表理事も務める小堀洋美客員教授・名誉教授が「都市は生き物の生息が豊かで、最優先で保全が必要な場所でもあります。今日は多摩川河川敷で生物を撮影、AIを使って記録し、生き物の将来に繋げていきましょう」と挨拶しました。また、兵庫県立大学環境人間学部・岸本慧大特任助教による「世界の都市における市民の手による生きもの調査」、箱根植木株式会社・前田瑞貴氏による「世田谷の水辺や緑地の生きもの」の講義も行われました。

その後、今回の観察方法であるスマホのアプリ「iNaturalist」の使用方法を共有した後、参加者は5班に分かれて多摩川河川敷へ移動し、それぞれが見つけた生き物を撮影しました。名前がわからない植物もアプリにより判別できるため、「四つ葉のクローバーを見つけた!」「この植物はなんだろう?」「てんとう虫がいた!」など、参加者はすぐに観察に夢中になりました。

約4時間の観察後、教室に戻って結果報告が行われました。環境学部環境創生学科・咸泳植准教授らが、この日のデータ分析(特定の生物が全体占める割合、「参加者の中で誰が一番沢山の写真をアップしたか」のランキング)を発表しました。

最後に、小堀教授と前田氏による講評が行われました。参加者からは「珍しいナナホシテントウを撮ることができたのが嬉しい」「色んな角度から多摩川を好きになることができた」「外来種に対しての認識が変わった」「ひとりではなくみんなで参加できてよかった」などの感想がありました。

挨拶をする小堀客員教授・名誉教授
観察①
被写体テントウムシ
観察②
(一社)生物多様性アカデミー 亀山豊研究員による解説
参加者の集合写真
結果報告する咸准教授と亀山氏
アユを撮影した学生

<関係するリンク先>
「City Nature Challenge2024-Tokyo」を開催しました
CNC2025-Tokyo:世界669都市と東京の結果のお知らせ(一般社団法人生物多様性アカデミーウェブサイト)