東京都市大学
[地域連携・生涯学習推進室ウェブサイト]
地域社会との連携に関する取り組み

活動報告

玉川警察署管内地域環境連絡協議会にて、子どもの道路横断の判断能力に応じた交通安全教育について講演しました

2023年10月17日、建築都市デザイン学部都市工学科・稲垣具志准教授が、玉川警察署管内地域環境連絡協議会(主催:世田谷区立小学校PTA連合協議会、会場:世田谷区立桜町小学校)にて、子どもの道路横断の判断能力に応じた交通安全教育について講演しました。

都市・交通計画を専門とする稲垣准教授は、「交通安全教育における家庭・地域の役割~子どもの道路横断の判断能力とは?~」をテーマに、小学生の交通事故は幹線道路(国道、都道等)よりも区市町村道の生活道路が大半を占め、また子どもの歩行事故の半数近くは歩行者にも違反があり、道路横断時の課題として子どもの特性や判断能力の限界を適切に把握する必要であることをデータを使いながら解説しました。また、道路横断時に必要な認知、判断、行動という要素の中から、特に判断に焦点を当て、同准教授が過去に行った小学生の横断判断の実験結果を交えながら、子どもは成人と比べて横断判断を誤まる可能性があるため、日頃から保護者や地域住民が主体となって子どもの安全を守ること、学校、家庭、地域の連携及び協働が重要であることを説きました。

本講演は、世田谷区立小学校PTA連合協議会(幹事校:世田谷区立桜町小学校PTA)の依頼により実現し、区立小学校16校の校長、校外委員、PTA会長の約70名(オンライン参加者を含む)が聴講しました。

今後も、本学の教育・研究の地域社会への還元と社会の諸機関と連携した地域活動に取り組んでまいります。

講演の様子
実験結果を交えた解説
ユーモアを交えて解説する稲垣准教授

<関連するリンク先>
世田谷区立桜町小学校PTA