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地域社会との連携に関する取り組み

活動報告

第18回「神奈川産学チャレンジプログラム」にて、本学の3グループがそれぞれ優秀賞を受賞しました

第18回「神奈川産学チャレンジプログラム」にて、本学の3グループがそれぞれ優秀賞を受賞し、2022年12月12日(月)、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)の会議センターで、表彰されました。

「神奈川産学チャレンジプログラム」は、神奈川県内の大学と一般社団法人神奈川経済同友会に加盟する企業・団体との学生の人材育成を目的とした課題解決型研究コンペです。第18回を迎えた今年度は、19大学182チーム、879名の学生が参加し、32社の設定した実際の経営課題に基づくテーマに取り組み、解決策を研究して提案しました。

優秀賞を受賞した取り組みをご紹介します。
都市生活学部都市生活学科・マーケティング研究室(指導教員:北見 幸一准教授)の「鵜浦チーム」は、川崎信用金庫が設定した「100周年を迎える川崎信用金庫の新たな事業戦略について」に取り組みました。信用金庫業界の動向調査と社内のインタビュー調査を踏まえて、「ウェルビーイングプロジェクト」を提案しました。これは従業員が心身だけでなく社会的にも健やかな状態で勤務できる会社を目指す経営方針「ウェルビーイング経営」を実践することで、地域と共に歩む同庫が金融サービスのみならず事業の繁栄や豊かな暮らしを中小企業に経営方法としてコンサルティングすることも可能となり、地域全体がウェルビーイング(※1)な状態となって活性化するという循環を考えたものです。「地域の皆さまと共に歩む金融機関として、地域社会の発展に貢献したい」という気持ちが、創業時から受け継がれていて今後も続けていきたいという思いがあること、「お客さまと共に進む」ことを同庫らしさであると認識している点が、インタビュー調査からわかったため、考案に至りました。

同研究室の「對馬チーム」は、明治安田生命保険相互会社が設定した「アフターコロナにおいて、お客さまにとって役に立つサービスとは?」に取り組みました。保険業界の動向調査と同社のSWOT分析(※2)から、既存の顧客へのアプローチを優先的に行うべきと考え、また「アフターコロナにおいて、お客さまにとって役に立つサービス」をコロナ禍におけるストレス解消に向けたサービスと定めて、既存顧客一人一人の健康を意識した旅行ツアープラン「みんなの元気ツアー」を提案しました。同社がすでに行っている「みんなの健活プロジェクト」「地元の元気プロジェクト」とも親和性があり、日頃本業で培っている接客能力、情報収集能力を存分に活用できると考えたことなどを考案理由にあげています。

メディア情報学部社会メディア学科・関(博)研究室(指導教員:関 博紀准教授)の「池田チーム」は、株式会社ヨコソーによる「『建物を建てない建設業』だからこそできる、持続可能な社会の実現に貢献する、新たなビジネスプランの創出」に取り組みました。マンションなどの大規模修繕工事をコアビジネスとする同社は、建物のハード面に関するプロフェッショナル集団でありながら、それ以上に住人や管理組合といった人を中心とした業務であると認識し重要視していることから、建物に関わる人同士のコミュニケーションを活性化させるサポート活動「縁が輪」を提案し、ソフトの面からも「建物を守る」ことの大切さをアピールしました。

表彰式では、それぞれの企業から表彰状を授与され、企業の方などと交流しました。

(※1)個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念
(※2)自社の事業の状況等を、強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)の4つの項目で整理して、分析する方法

鵜浦チーム(都市生活学部都市生活学科・北見研究室)
<提案内容:ウェルビーイングプロジェクトー100年受け継がれた川信のDNAを次の100年へつなぐためにやるべきことー>

この課題に取り組むと決まったとき、私たちは信用金庫について何も知らない状態でした。そのため、信用金庫の仕組みや業務内容といった基礎的な部分から、川崎信用金庫ならではといった詳細な部分までを調査するところから始めました。調査方法に関しても、インターネットを用いるだけでなく、川崎信用金庫の社員の方にインタビューを行い、「生の声」を聞いたことで、理解がより深まり、具体的な提案につなげることができたと思います。今回は、企業の方からフィードバックを直接いただく機会もあり、非常に貴重な経験をすることができました。今後の研究室活動や就職活動にも活かしていきたいと思います。
<チームメンバー>鵜浦真愛、松井玲雄、井波直哉、小池亜里紗、山本駿介

對馬チーム(都市生活学部都市生活学科・北見研究室)
<提案内容:アフターコロナにおいて生活者に役立つサービス「みんなの元気ツアー」>

どのような業務によって収益を上げているのか、そもそも保険会社とは何なのか、という基礎を調べることから始まりました。私たちは保険というものを全く理解しておらず、保険会社を理解することに時間を多く費やしました。その後、明治安田のインサイトとコロナウイルスによる消費者インサイトの変化を掛け合わせたキャッチ―でインパクトある提案にしようと、試行錯誤してきました。たくさんの苦労と努力を経験してきたからこそ、企業の方にお褒めの言葉をいただけた嬉しさは大きく、この4人で受賞できたことを誇りに思います。
<チームメンバー>對馬伶、大野汐音、柚木太一、舘山悠

池田チーム(メディア情報学部社会メディア学科・関(博)研究室)
<提案内容:マンション内のコミュニケーションを活性化させるサポート活動『縁が輪』>

研究では業界全体の動向を分析するとともに、現場見学やインタビュー調査を行いました。その結果、住民が生活を営む中で工事を行うという特性上、現場代理人の方が「建設業3割・サービス業7割」と言い表すほど、住民とのコミュニケーションが重要視されていました。それこそが「建物を建てない建設業」の本質であると考え、提案に至りました。社会との関わりが失われていたコロナ禍で、企業の経営課題に触れることができた上、評価されたことはとても嬉しく思います。
<チームメンバー>池⽥満智夫、辨野巧、⼩⼭⿓⼈、永利⾥沙⼦、深川奈未

<関連するリンク先>
第16回「神奈川産学チャレンジプログラム」にて、本学の2グループが最優秀賞と優秀賞を受賞しました
神奈川産学チャレンジプログラム(神奈川経済同友会ウェブサイト)
第18回・神奈川産学チャレンジプログラムの表彰式を開催しました(株式会社ヨコソーウェブサイト)

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