東京都市大学
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地域社会との連携に関する取り組み

活動報告

機械材料研究室(理工学部/総合理工学研究科)が、保育園児を対象に、鋳物づくり教室を実施しました

2022年9月12日(月)、機械材料研究室(理工学部/総合理工学研究科、指導教員:白木尚人教授、藤間卓也教授、丸山恵史准教授)が、保育園児を対象としたイベント「5歳のハローワーク〜子供いもの教室〜」を実施しました。

本イベントは、丸山准教授が保育園からオファーを受けたことを機に、「ものづくり」の楽しさを園児にも味わってもらおうと、従来の鋳物づくりを同研究室でアレンジして行われました。当日は、信号機、エスカレーターのステップ、マンホール等、身の回りにある例を挙げながら鋳物について説明し、作業内容の実演を行った後、園児12人に次の造型作業を体験してもらいました。
・ピーナッツ型を選定し、定盤(木の板)の上に設置
・1号升サイズの木枠を設置し、ふるいで砂を振りかける
・型のピーナッツが見えなくなったら砂を投入し、押し固める
・押しかためたら、木枠の上下を返し、ピーナッツを「ゆっくりと」取り出す
その後、本学の学生らが中心となって、園児が作成した「砂型」に融けた錫(すず)を流し込みました。

参加した園児全員にとって初めての体験であり、使用した鋳物用の砂が普段の砂遊びの砂とは異なる感触だったため、「水をかけなくても固まる!」と喜んで「砂遊び」をする姿や、金属が溶ける工程について「水みたい!」と驚く様子が見られ、盛況を収めました。
また、アシスタントとして参加した本学の学生からも「普段の機械工学とは全く異なる体験であったが、無垢な子供たちの姿を見て、初心を取り戻すことができた」等と好評で、子どもも大人も皆、純粋な気持ちでものづくりを楽しむ一日となりました。

実施の様子