活動報告
世田谷区教育委員会が主催する「新・才能の芽を育てる体験学習」に協力しました~電子回路を学んで光るクリスマスカードを描こう~

2017年11月4日(土)、世田谷区教育委員会が主催する「新・才能の芽を育てる体験学習」(講師:男女共同参画室・岡田往子准教授)を、二子玉川 夢キャンパスにて開催しました。
この体験学習は、第2次世田谷区教育ビジョンにもとづき、子どもたちが体験・体感する機会を拡充することを目指しており、通常の授業にはない体験や体感ができる活動を通して、子どもたちの興味・関心を広げ、将来の夢や希望を持ち、たくましく生き抜く力を育てていくことを目的としています。本学は、2006年に同教育委員会からの委託を受けて、年6回の講座を展開しています。
今回は「電子回路を学んで光るクリスマスカードを描こう」というテーマで開催しました。
まず最初に、子どもたちはカードの上に不思議なペン「AgIC導電性インクマーカー※」を使って、電子回路を描きました。はじめは黙々と手を動かして一人ひとり作業をしていましたが、徐々に周りの子どもたちと仲良くなり、一緒に助け合いながら、一生懸命取り組みました。
続いて、描いた線の端にLEDライトを、もう一方の端にボタン電池をつなぎます。すると、描いた回路が導線となり、ピカッとライトが光り、子どもたちも大喜び!自分たちの力で、光るクリスマスカードを完成することができました。時間内に完成した子どもたちや作業が思うようにうまくいかなかった子どもたちもいましたが、この2時間の体験時間は、電気の仕組みを知り、科学の世界に触れられる貴重な機会となったのではないでしょうか。
本学では、今後も教員及び学生が研究活動を通して地域とのコミュニケーションの形成を図るとともに、本体験学習をはじめとした、学内外での教育活動で地域の方々と触れ合うことで、地域社会への貢献に取り組んで参ります。
※AgIC導電性インクマーカーとは、電気を通すインク「銀ナノ粒子インク」を使用した電子回路ペンです。
■関連リンク
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冒頭で説明する岡田先生
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電気について理解を深める子どもたち
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周りの子どもたちと協力しながら学びました