東京都市大学
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地域社会との連携に関する取り組み

活動報告

都筑区役所との協働による「第13回地域連携調査研究発表会」を開催しました

2月25日(木)13時から、本学横浜キャンパスにおいて、「第13回地域連携調査研究発表会」を開催しました。本発表会は、本学の環境学部・メディア情報学部と都筑区役所の協働により、学生による地域での様々な調査・研究の成果を横浜市職員や市民の方々に向けて発表するもので、行政にとっては業務の参考として、学生にとっては行政実務の視点から研究成果の評価を知る場として、平成15年度から継続して開催しています。

発表会は、都筑区・畑澤健一区長の「まちづくりや防災、公園、緑道など、都筑区に特徴がある部分をテーマとして題材に発表いただけることを大変楽しみにしています。本発表会は、都筑区のまちづくりを進める上で、非常に貴重で有意義であります。」との挨拶で始まり、次いで吉﨑真司環境学部長より「本学は、都筑区の中に唯一ある大学ということもあり、地域の発展と共に、大学としても発展していきたいと常日頃考えています。その中で一番大事なことは、都筑区が抱えている様々な課題を本学としての研究テーマとして取り組み、その結果を提供させていただき、相互に発展していければと思います。」と開会挨拶がありました。

調査・研究発表では、学部生、大学院生による、「都筑区牛久保地区の個人住宅の庭を対象とした生物調査プログラムの改良と適用効果の検証」、「オフィスビルにおける執務者の知的生産性に関する研究」、「地域系クラウドファンディングの成功要因の分析」と題したテーマなど、地域に根ざした9つの研究発表が行われ、それぞれの発表に対し、会場からは熱心な質問が寄せられました。

最後に、都筑区・奥田正則副区長から「学生の発表を聞いて、研究テーマの設定の仕方、視点の鋭さ、課題の掘り下げの深さ、また調査結果からの分析・考察などは非常に頼もしく感じる内容でした。また、我々にとっても希望を与えてくれるものでありました。」と講評があり、次いで中村雅子メディア情報学部長より「本発表会は、行政や地域の方から色々なご指摘や聴衆者の前で発表できるということは、学生にとって非常に大きな意味合いを持っています。学生や教員にも新たな発見があり、研究分野にも繋がっていき嬉しく思います。」との挨拶で閉会しました。

また、同日16時からは、同キャンパス学生食堂にて「都筑区長の気軽にトーク」を開催しました。本会は、地域で活動している団体・グループ関係者と都筑区長が気軽に意見交換を行う事業です。当日は、畑澤区長と横浜キャンパス学生が懇談し、研究を通して見えてきた地域の課題や解決策、都筑区・横浜市のこれからの展望などについて、色々と意見交換をしました。

本学は、今後も、都筑区の課題に関する調査と研究の実施を通じて、更なる地域連携の促進を図って参ります。

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