東京都市大学
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活動報告

夢キャンコミュニケーターが「ペットボトルで虹色の雲をつくろう!」を開催しました(12/6)

2025年12月6日(土)、東京都市大学横浜キャンパスにおいて、夢キャンコミュニケーターによる小中学生を対象としたイベント「ペットボトルで虹色の雲をつくろう!」を開催しました。当日は8名の子どもたちと保護者が来場し、身近な素材を使いながら、雲ができる仕組みや光の不思議について学びました。

はじめに、消毒用アルコールを少量入れたペットボトルにフィズキーパー(炭酸キーパー)を取り付け、空気を入れてからキャップを素早く外すと白い雲ができる現象を観察しました。学生が「空気の量が違うと雲の白さはどう変わるだろう」「雲が生まれる瞬間にはどんな音がするだろう」と問いかけると、子どもたちはペットボトルの中に広がる雲の形や動きに目を輝かせながら、積極的に答えていました。また、ポンプで空気を入れて硬くなったペットボトルに触れ、温度がどのように変化するのかを確かめる場面では、「ボンッ!」という音とともに雲が生じた瞬間にペットボトルが冷たくなることを体感しました。さらに、雲の入ったペットボトルを振るとどうなるか、雲が残った状態で再び空気を入れるとどんな変化が起こるかなど、身近な素材を使ったシンプルな実験から物理の不思議を楽しみながら学びました。

後半には、光の当て方や見る角度、光源との距離を変えることで彩雲(縁が虹のように彩られる雲)が見える現象を観察しました。会場を暗くし、学生がサポートしながら子どもたちはライトを付けたスマートフォンにペットボトルを近づけたり、遠ざけたりしながら「本当に色が変わった!」と興味深そうにペットボトルをのぞき込んでいました。また、スライドの図解を見ながらアルコールの粒が均一な大きさであるため光が均等に散乱し、角度によって虹色に見える仕組みを学んだり、「どうすれば雲を一瞬で消せるでしょう?」(答え、空気を入れる)、「雲の正体はどれでしょうか?」(答え、水)といったクイズにも挑戦し、体験と知識を結びつけながら理解を深めました。

参加した子どもたちからは「雲ができる仕組みを知れて楽しかった」「理科を好きになった」といった感想が寄せられ、身の回りの現象に対する興味が広がった様子がうかがえました。企画者の前川晃さんは「理科の面白さは、身近なものの見方が変わるところにあると思っています。子どもたちが目の前で『雲ができた!』『虹色に見えた!』と喜んでくれる様子を見ることができ、とてもやりがいがありました。この体験をきっかけに、理科について興味を持ってもらい、日常の中の不思議に目を向けてもらえたら嬉しいです」と振り返りました。

雲ができる仕組みを説明
ペットボトルの中で雲を発生させる様子
企画者の前川晃さん
ペットボトルの中にできた彩雲
彩雲のキレイに見える位置を探す参加者
参加者をサポートした学生たち

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夢キャンコミュニケーターが「ペットボトルで虹色の雲をつくろう!」を開催します。(12/6)
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