活動報告
北山田小学校にて「宇宙科学教育ワークショップ」を実施しました
2025年11月10日(月)、横浜市立北山田小学校(横浜市都筑区)において、本学メディア情報学部社会メディア学科の小池星多教授と同研究室の学生7名が、6年生約90名を対象に「宇宙科学教育ワークショップ」を実施しました。本取り組みは、本学が開発中の超小型衛星TCU-01や教育用模擬人工衛星を教材として活用し、地域の児童に宇宙への理解を深めてもらうことを目的としています。
小池研究室では、人々の生活にある課題をユーザーの視点で捉え、デザインの力で社会的な問題解決につなげる研究を行っています。地域との連携も積極的に進めており、都筑リビングラボでは行政・企業・NPO・大学・当事者が協働する仕組みの中で、精神的困難を抱える人々の自立支援や新たな共助の形づくりに取り組んでいます。
また、かねてより北山田小学校と協働し、研究室で開発したソーシャルロボット「マグボット」やLEGOブロックを活用した交流の場をつくっています。
今回のワークショップでは、こうした研究室の社会的アプローチを教育現場に応用する取り組みの一環として実施したものです。普段触れる機会の少ない宇宙を身近に感じてもらい、「模型ができた!」「衛星の仕組みがわかった」といった体験を通して、児童が自信や自己肯定感を高める機会とすることも狙いとしています。
当日は、各クラスに学生が約2名ずつ入り、3つのプログラムを交互に行いました。
○「超小型衛星TCU-01の解説」では、超小型衛星TCU-01と、それを搭載するインターステラテクノロジズ株式会社の小型ロケットZEROについて動画を交えながら解説しました。そして児童は実際に宇宙へ打ち上げられる衛星に搭載する「お願い事のテキスト(60文字以内)」を楽しみながらも真剣に考え、記入しました。
○「模擬人工衛星体験ワークショップ」では、衛星同士が信号で連動して動作する「衛星コンステレーション」の仕組みに児童たちは興味津々で、実際に手のひらで持てる大きさの衛星模型に親近感を抱いていました。モールス信号の伝達原理にも関心を示し、学びを深める様子が見られました。
○「TCU-01の原寸大ペーパークラフト製作」では、学生の補助を受けながらアンテナなどの細部まで丁寧に作り上げました。完成した模型は児童が持ち帰り、自宅でも宇宙への興味を深めるきっかけとなりました。
児童からは「ロケットの説明が面白かった」「宇宙や衛星についてたくさんわかった」「ペーパークラフトができて嬉しかった」といった感想が寄せられ、学生からも「児童の反応が良く、やりがいを感じた」「宇宙への関心を持ってもらえた実感がある」との声が聞かれました。
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<関係するリンク先>
・モザイクモール港北にて「出張 科学体験教室」を開催しました(7/19)
・メディア情報学部ウェブサイト(学部オリジナルウェブサイト)











